錦保険スタッフブログ

主に保険のポイント、お役立ち情報等を発信しています。尚、ブログは初心者の模様(笑)

企業賠償責任保険は入るべきなのか?

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こんにちは。

花粉舞う時期に突入してきました。
花粉症を患う身の身としては非常に過ごしにくいです。

以前は注射なども試した事がありますが、現在は市販の薬で「ペアコール鼻炎カプセル」が
自分には一番合っていると思うので使用していますが、副作用で若干眠気がでるってのが残念ですね。
眠気と言ってもたいしたことないレベルなので気にしていませんが、
医療レベルの進化とともに副作用のない花粉症対策の薬が出るのを期待して待つばかりです。

街では完全防備のかたもチラホラ見かけますが、完全防備にしたところでまったく影響がないのか疑問に思っています。
まったく影響がないのであればそれも一つの形として自分でもやってみてもいいかなとは思いますが、経験者の方どなたか感想を教えてください。笑


さて先日、とある企業様から賠償責任が発生しているか?保険の支払い対象なのか?
というご相談を頂きました。

結果的には、賠償責任も発生していないし、保険の支払い対象でもなかったんですが、
企業賠償責任保険について少し書いてみたいと思います。

企業賠償責任保険は企業ごとにリスクが違うものなので、ブログ記事と情報としてはなかなか書きづらいと思っていましたが、
少しづつ書いていければよいかなと思いました。





企業賠償責任保険とは?

企業賠償責任保険(きぎょうばいしょうせきにんほけん)は、被保険者を企業(個人事業主・法人)とする賠償責任保険。

種類

主な保険には次のものがある。

1.業務遂行に関する賠償責任保険
  施設所有管理者賠償責任保険
  昇降機賠償責任保険
  請負業者賠償責任保険

2.製品や業務遂行の結果に関する賠償責任保険
  生産物賠償責任保険

3.第三者から預かったものに関する賠償責任保険
  受託者賠償責任保険
  自動車管理者賠償責任保険

企業賠償責任保険 - Wikipedia

ウィキペディアから貼り付けましたが、まったくもって編集されていませんね。
説明に関しては何も書かれていない状態でした。
1と2に関して加入する企業が多いと思われるので、1と2に関して書いていきたいと思います。



■施設賠償責任保険

第三者に身体的傷害や財物損壊を与えた場合に、法律上の賠償責任を負担することによって被る損害を保険金として支払うものです。 施設・設備等の所有、使用および管理上の事故、もしくは業務遂行上の事故によって企業が負担させられる法律上の賠償責任を保険金でお支払します。

施設が原因で生じる事故
仕事中の行為が原因で生じる事故

■生産物賠償責任保険(PL保険)

製造もしくは販売された製品、行った仕事の結果に起因して、他人の生命や身体を 害したり、他人の財物を滅失、破損または汚損した場合に、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害(損害賠償金や争訟費用等)に対して、保険金をお支払いします。

作ったものが原因で生じる事故
仕事を完了し、引き渡した後に生じる事故


今回ご相談を受けた内容は、

製品を設置した。
後日不具合が発覚。
再度、設置しなおす。
もともと製品が不良品だった。

設置しなおしに関しての費用負担はどこなのか?
という内容でした。
発注ミスなどの特別な事情がない限り、単純に不良品を収めた業者が悪いでしょう。
という事で、終わりました。





■まとめ

法律上の賠償責任が絡むので個別のケースでしか回答のしようがありません。
企業賠償責任保険は範囲が広すぎるので、記事は細かく少しずつ書いていきたいと思います。
事業をされている方は必ず入っておきたい保険です。




渡部

分譲マンションの個人賠償責任保険の『意外な落とし穴』

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こんにちは。

「若者の車離れ」とよく耳にしますが、原因は何だろうと思い少し考えてみました。
色んな要因があるんでしょうけど、お金を使う場所が増えたことなのかなぁと思いました。

ソーシャルゲームで数万~数十万円、年間百万円使う人も少なくないようです。
趣味の世界の事なのでとやかく言う事ではないと思いますが、なかなか真似できる事ではありません。

SNS等の普及により「承認欲求を満たしたい」人がこういった事になるのかなとも思いました。
レアなものを手に入れてその画像をSNSに載せて、他の人から凄いと言われたい。こんなとこでしょうか。

なんにせよ時代の変化とともにいろいろとあるものですからね。



さて先日、分譲マンションにお住まいの方の個人賠償責任保険に関して意外と認識している方が少ないという印象をうけました。
分譲マンション場合、「管理組合が加入する共用部分」「区分所有者が加入する専有部分」の火災保険に対して個人賠償責任保険を付帯させることができます。
この部分って意外と盲点だと思ったので説明しようと思います。





■管理組合が加入する共用部分に個人賠償責任保険を付帯させているケースが多い

マンションでよくあるトラブルとして「階下への水漏れ事故」があります。

「お風呂の水の出しっぱなしが原因で、水が溢れ階下が水びだしになった」と言うケースを聞いた事はありませんか?
この場合、水びだしになった階下のフローリングのクリーニングや変色した壁紙の取り換えなどの費用は事故の当事者が負担する事になります。

この水漏れなどの賠償トラブルを回避するためには、単なる火災保険だけでは対応できません。
賠償責任保険を火災保険の特約として付保する事が必要になってきます。賠償責任保険は管理組合の火災保険でも、個人の火災保険でもどちらにでも特約として付保する事が出来ます

個人で加入する場合でも保険料はお手頃で最高一億円まで補償される優れものです。また、水漏れ以外にも他人の物を壊して弁償しなければいけない場合や、ケガを負わせてしまった場合なども補償の対象となります。





■分譲マンションの賠償責任保険の『意外な落とし穴』とは

賠償責任保険は色々な損害保険(火災保険、自動車保険、傷害保険等)に特約で付保する事が出来ます。
また、火災保険だけをとっても入居者個人が契約する火災保険と管理組合が管理する火災保険と、それぞれに付保する事が出来ます

しかし、賠償責任保険はどの損害保険に付保する事が出来ると言う半面、知らずに複数の契約を結んでしまうと言うケースも見られます。
もし複数契約しても支払われる金額は決まっていますので(5000万円の損害で、一億円の保険に2つ加入していても請求出来るのは5000万円)、保険料が無駄になってしまいます

ですから、一般的には管理組合で加入している火災保険に賠償責任保険が付保されている場合は、個人で加入する必要はないと言われています。
管理組合の契約をそもそも知らない人が大半なのではないでしょうか。

実はここが「意外な落とし穴」なんです!





■自分のプライベートを管理組合に報告するのか?

管理組合で加入する賠償責任保険は、一般的に水漏れ事故などの「マンション内での事故」を想定しています。
事故があった場合、管理組合に報告する事は当然ですよね。

では、水漏れ以外のケースではどうでしょうか?

マンション内ではない日常生活において、何らかのトラブルを起こしてしまって賠償責任が発生してしまった場合、保険金の請求や報告を管理組合にする必要があります

普通の方なら、個人的なトラブルを管理組合に報告したくないでしょう。

なぜなら、もしかしたらその後、事あるごとに「○○さん、あの時の事故は大変でしたね~」とか言われるかもしれません。
正直面倒臭いですよね。プライベートな事まで管理組合に晒すくらいなら、個人で契約したほうがいいと言うのが本音です。

いろんな場所で、「管理組合で賠償責任保険に加入している場合は、個人で加入する必要はありません」と書いてあります。
多分、これが一般的で基本的な意見だと思います。





■管理組合の個人賠償責任保険が必要なのか?

ここが大きなポイントではないでしょうか。個人で入ることが前提なのであれば管理組合の個人賠償責任保険は必要ありません。
保険料削減の案としては、非常に効果が高いと思います。
しかし、各個人任せにすると、付帯漏れなども発生して肝心な時に保険金が請求できない→その後トラブルという事も考えられます。

管理組合ごとに考え方や性質は違うでしょうから一概には言えませんが、一人一人が認識を持つ必要があるかと思います。



個人賠償責任保険の他の記事

nishikihoken.hatenablog.com






渡部

花粉症のドライバーは必見!

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皆様こんにちは。

さて、本日「2月26日」は「脱出の日」です!
1年365日もあると色々な記念日があります(笑)
この記念日をご存知の方はかなり少ないと思いますが、ある有名人に関する歴史的な記念日でした。

脱出の日の由来は1815年2月26日、あのナポレオンが流刑先のエルバ島を脱出したことに由来します。
「余の辞書に不可能の文字はない!」でおなじみのフランス皇帝ナポレオン。
いち軍人から立身出世を繰り返し、ついにはフランスの皇帝にまでなってしまった英雄ですね。
勢いがあったナポレオンは皇帝として各地に戦争をふっかけていった結果...イギリス・ロシア・ドイツなどの連合軍に攻められ、皇帝の座を追われることとなりました。
そして、島流しの刑にあうことに。
その流刑地として選ばれたのが、イタリアのエルバ島。1814年のことでした。
しかし、転んでもただでは起きないのがナポレオン。
ナポレオンがいなくなった後のフランスの混乱を聞きつけるや否や、エルバ島を脱出してまいます。
そして、見事にパリに舞い戻ってきたのです。
それが、1815年2月26日。脱出の日です。


2月も後半になってくると...気になるのが...花粉です!
今年も花粉シーズンが本格的に到来です。
目のかゆみ、鼻水といった花粉症の症状は、車の運転に影響を与えることが懸念されます。
今回は運転への影響と車の花粉対策について書きたいと思います。


■スギ花粉の飛散はこれからがピーク


毎年2月下旬から3月にかけたこの時期になると、全国的に花粉シーズンが到来します。
実は花粉は一年中飛散していると言われていますが、この時期のスギ花粉が花粉症の方にとっては最も辛いと言えるでしょう。

花粉症に悩む人は2000万人以上とも3000万人以上ともされており、今や日本人の「国民病」とも言われています。
環境省による花粉飛散予測は2016年で終了してしまいましたが、2017年から日本気象が環境省から委託を受けて予測を発表しています。

北日本

総飛散量は、概ね例年並みで、岩手と山形では例年よりやや多くなる見込み。

・スギ :例年より飛散開始が早く、2月上旬頃から飛散開始。
・ヒノキ:※北日本ではヒノキがあまり分布しておらず、ヒノキ花粉もほとんど飛散しません。

<東日本>

総飛散量は、概ね例年並みですが、関東などの一部地域ではやや少ない。

・スギ :例年通り2月上旬から中旬頃にかけて飛散開始。
・ヒノキ:概ね例年並みで3月中旬から下旬に飛散開始。

<西日本>

総飛散量は、例年より多く、四国・九州では非常に多くなる見込み。

・スギ :例年通り2月上旬から中旬頃にかけて飛散開始。
・ヒノキ;概ね例年並みで3月中旬から下旬に飛散開始。九州地方では3月下旬から4月中旬の見込み。


つまり、今年は北日本・東日本は例年並みで西日本では例年より多く飛散する予測となっております。
しかし、毎年多くの花粉が日本中で飛散しますので、例年並みということは...多いってことですね!


■花粉症ドライバーは運転に注意を!


花粉症に悩まされている人にとっては憂鬱なこの時期。
花粉症のドライバーが車を運転する際は、普段以上に注意して安全運転を心がけることが必要です。
花粉症の主な症状は、目のかゆみ・くしゃみ・鼻水などが挙げられます。
例えば、これらの症状が運転中にあらわれると、目が涙でかすんでしまい前方を確認しづらいということやハンドルの誤操作に繋がってしまうといった可能性が考えられます。
また、メガネをかけて車を運転する人であれば、花粉防止用のマスクをつけているとメガネのレンズが曇って視界が悪くなってしまうというケースも考えられます。
花粉症用の薬を服用すると、薬によっては眠気が襲ってくる場合もあるので注意が必要です。
このほか、鼻水・鼻づまりなどでイライラしてしまい、つい運転が荒くなってしまうといった影響も考えられます。

ある調査で花粉症のドライバー1000人に対してアンケートを行ったところ、「花粉症の症状は、車の運転にどの程度影響するか」との設問に対して、「大いに影響する」「かなり影響する」「多少影響する」と答えた人の割合は83.9%にもおよんでいます。
花粉症のドライバーは、その症状がおよぼす運転への影響に気構えし、普段以上に安全運転を心がけることが大切です。

なお、花粉症の症状をやわらげるには「できるだけ花粉に接しないようにする」これが第一です。
車の花粉対策の一例を紹介しますので、参考にしていただければと思います。


〇車内に花粉を入れない


■車に乗る前に花粉をしっかりと払い落とす

車の中に「花粉を持ち込まない」ことが、花粉対策の基本です。
花粉が飛散する時期は、屋外に出ただけで衣類やバッグ、帽子などに花粉が付着してしまいがち。
車に乗る際は、しっかりと花粉を払い落とすようにしましょう。

■走行中に窓はできるだけ開けないようにする

車内に花粉が入らないようにするために、走行中には窓を閉めておくことをお忘れなく。
また、車の乗り降りの際には、できるだけドアの開閉幅を小さくし、花粉が車内に入り込まないように気を付けるといいかもしれません。


〇車内の花粉を取り除く


■エアコンの換気モードは「内気循環モード」にする

車のエアコンを使用する際は、外気を取り入れて車内の空気を入れ替えると花粉も一緒に取り込まれてしまうことになります。
エアコンは外気を取り入れない「内気循環モード」で使用するようにしましょう。
車種によっては花粉などを除去してくれる便利なフィルターがついている車種もあるので、活用してみて下さい。

■掃除機をかけたり、水拭きで除去

車内に取り込んでしまった花粉を取り除くために、ハンディタイプの掃除機をかけたり、よく絞った雑巾で水拭きをすると効果的です。
シートやダッシュボードは特に花粉が付着しがちなため、しっかりと除去するようにしましょう。


まさにこれから本格的な花粉シーズンを迎えます。
花粉症のドライバーは、花粉対策を徹底し、普段以上に安全運転を心がけるようにして下さい。

大谷