錦保険スタッフブログ

主に保険のポイント、お役立ち情報等を発信しています。尚、ブログは初心者の模様(笑)

自宅の屋根から雪が隣の家に落ちると賠償責任!?

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こんにちは!




冷え込みがきつくなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょう。
私は先日、声が出ないくらいの喉の痛みがありました。
現在は治りましたが、体調崩しやすい時期なので体調管理は万全にしていきたいものです。





さて、先日こんな質問がありました。



自宅の屋根の雪が隣の家に落ちて、植木が駄目になった。
保険でなんとかなりませんか?




自宅の屋根(自分の所有物)から植木(第三者の所有物)を壊したという形になります。




まず、法律上の賠償責任があるかですが
これはその地域の降雪量などで決まるのでなんとも言えないという事です。

それはそうですよね。
豪雪地帯の家なのに雪対策がされていない家だったら当然過失が出ますし、
まれに降る地域であれば、雪対策がされていない場合も多々あります。


保険での適用ですが
これは個人賠償責任保険、施設賠償責任保険が適用となります。
どちらも火災保険や自動車保険に付帯されている可能性がありますので契約内容を把握しておく必要があります。


個人賠償責任保険に関しては前に少し書いたことがありますので
こちらに貼っておきます。

nishikihoken.hatenablog.com



では、今回のケースはどうだったのかと言うと
法律上の賠償責任はなさそうな感じです。(当然裁判してないので絶対にって訳ではない)




個人賠償責任保険の適用は法律上の賠償義務が発生した場合です。


一見、法律上の賠償義務が発生しなかったので保険の適用はできないように感じますね。




保険会社は保険金払い渋るからとかよく耳にしますが実際のところ最近はそうでもありません。
昔はそういう時代もあったと聞きますが、このご時世でそんなことやってたら保険会社も潰れます。



今回のケースは支払の対象になりましたが、
ケースバイケースですので確実ではありませんが一つの参考事例にはなりますね。



家の構造だったり、対象物が高額ではなかったことだったり、代理店の力(ここ重要。笑)だったり
いろんな要素で保険金が支払われるか支払われないかが決まります。



最近はあまり雪が降らない地域でも何十年振りとかで大雪になるケースも多々あります。



そんなことを含め、屋根の雪対策、保険での対策、今一度考えてはいかがでしょうか。





渡部