マンション管理費って下がらないの?
皆様こんにちは。
新しい年を迎えまして、旅行に行かれた方、お酒を沢山飲まれた方、寝正月だった方...など様々だと思いますが、鏡開きも過ぎてそろそろお正月気分から切り替えなければいけない時期になりました。
今年も皆様にとって少しでもお役に立てる情報を提供できたらと考えております。
さて、マンションに住んでいる方は、こんな疑問を持ったことはないでしょうか?
「管理費って当たり前のように払っているけど、減らせないものなのかな?」
「管理費の相場ってだいたい幾らぐらいなんだろう?」
マンションの管理費について何の疑問も持たずに払っていくのは、税金を言われるがままに払っているのと似ています。
税金を下げることは困難ですが、管理費を下げることは住民の皆様の声で可能になることもあります。
マンション管理費と修繕積立金
マンション管理費とは、廊下や玄関、エレベーターなどのマンションの共用部分の管理や共用部分の水道光熱費、共用部分の火災保険や賠償責任保険などが該当します。
管理人がいるマンションでは管理人の給料も管理費から捻出されます。つまり日常の管理に充てられるのがマンション管理費になります。
一方、修繕積立金とは、外壁の塗り替えや配管の交換など、建物の修繕、メンテナンスに充てられる費用のことです。
屋上防水は10年ごと、外壁の塗装は12年ごとに行うことが望ましいとされていますが、築年数が経つごとに修繕が必要になってくる箇所は増えていきます。
このように定期的な修繕に充てられるのが修繕積立金です。
その定期的なメンテナンスに対応するために貯めておく必要があるのです。
管理費の相場というのは「戸数」「高さ」「立地」によって異なるようです。
基本的には戸数が多いほど管理費が下がる傾向にあります。
しかし、共用施設が充実しているマンションや20階以上の高層マンションは管理費が高くなります。
そして、立地が駅から近いと管理費が高くなると言われています。つまり、駅に近い物件は便利な分、物件価格と管理費が高いということになります。
管理費が適正かどうかは、マンションの規模や設備、そして、どのように管理されているかによります。
たとえ、費用が相場であっても、受けているサービス内容が粗末なものだったら払い過ぎになっているわけです。
管理費はマンションの管理規約で決まっている以上、「自分だけ下げたい」という主張は通りません。
管理費を下げるためには次のようなステップを踏まなければなりません。
①理事会に問題提起
②管理内容の確認・必要事項の検討
③減額交渉・見積り依頼
マンション管理費を減額するためには、理事会を通すことで、住民の意思を固めておくことが有効です。
「管理費が高いから見直ししてみたらどうか」というように訴えを起こすことにより耳を傾けてもらえるかもしれません。
マンション管理費は管理会社に支払う管理委託費に全体の6割~7割が使われます。
そのため、管理委託費に見合ったサービスを受けているかどうかを調べる必要があります。
そして、損害保険の見直しも重要になります。
以前ブログで書きましたが、築20年以上のマンションの共用部分の火災保険が高騰しております。
nishikihoken.hatenablog.com
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日新火災のマンションドクターの場合、皆様からお預かりしている修繕積立金を有効利用して、しっかりとメンテナンスしているマンションに対しては築年数が経っていても割安な保険料でご案内しております。
築年数が経っているから保険料が上がってしまうと諦めずに、診断だけでも受けてみる価値はある商品だと思います。
是非、ご検討いただければ幸いです。
大谷