錦保険スタッフブログ

主に保険のポイント、お役立ち情報等を発信しています。尚、ブログは初心者の模様(笑)

【2017年3月期】損害保険会社ランキング

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こんにちは。

寒さがまして、雪が降るんでははいかと思ってしまうくらいですね。
全国的にも冷えこみがきつい感じでしょうが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて先日、弊社で主に取扱っている損害保険会社「日新火災海上保険」の周辺情報を見ていました。
記録の為にも書いていこうと思います。ブログを個人的なメモ帳代わりに使っている訳ではありません



■損害保険会社ランキング:信用格付け

1.東京海上日動火災保険(格付評点89)

2.あいおいニッセイ同和損害保険(格付評点87)

3.損害保険ジャパン日本興亜(格付評点86)

3.三井住友海上火災保険(格付評点86)

5.トーア再保険(格付評点85)

6.日新火災海上保険(格付評点82)

6.アリアンツ火災海上保険(格付評点82)

6.セコム損害保険(格付評点82)

6. 日本地震再保険(格付評点82)


信用格付けとは、企業が健全な経営活動を行っているか、支払能力があるか、安全な取引ができるかを第三者機関として評価したものです。
さすがの大手と言ったところでしょうか、TOP3は損保業界の大手が名を連ねてます。




■損害保険会社ランキング:売上高 営業利益

1.東京海上日動火災保険(3.2兆円 1,161.3億円)

2.損害保険ジャパン日本興亜(2.1兆円 1,124.7億円)

3.三井住友海上火災保険(1.4兆円 817.0億円)

4.あいおいニッセイ同和損害保険(1.2兆円 395.0億円)

5.日本地震再保険(2,849.3億円 0円)

6.トーア再保険 (2,514.6億円 37.7億円)

7.富士火災海上保険(2,336.5億円 -191.3億円)

8.共栄火災海上保険(1,662.1億円 2.1億円)

9.日新火災海上保険(1,401.1億円 81.2億円)



日本地震再保険は、家計地震保険に関して民間の損害保険会社からの再保険を引き受けて同業他社と日本国政府への再々保険を行う、日本の地震保険制度において唯一の地震再保険事業者です。民間業者ですが一般的によく耳にする保険会社とはポジションが異なります

富士火災海上保険の営業利益が-191.3億円と赤字なのが気になりますが、2018年1月にAIUとの合併が発表されていますので、そこらへんに何か理由があるのかもしれません。



■損害保険会社ランキング:支払余力

1.明治安田損害保険 【152.5億円 2016年(単体)】

2.日立キャピタル損害保険 【3094.9% 2016年(単体)】

3.日新火災海上保険 【1325.5% 2016年(単体)】

4.アリアンツ火災海上保険  【1312.2% 2016年(単体)】

5.Chubb損害保険(旧.エース損害保険)【1199.5% 2016年(単体)】

6.富士火災海上保険 【1143.5% 2016年(連結)】

7.共栄火災海上保険 【941.4% 2016年(単体)】

8.トーア再保険 【853.6% 2016年(連結)】

9.アメリカンホーム医療・損害保険(アメリカンホーム保険) 【853.4% 2016年(単体)】

10.あいおいニッセイ同和損害保険 【851.6% 2016年(単体)】

11.AIU損害保険AIU保険) 【834.8% 2016年(単体)】

12.東京海上日動火災保険 【744.8% 2016年(連結)】

13.朝日火災海上保険 【731.6% 2016年(連結)】

14.損害保険ジャパン日本興亜 【677% 2016年(単体)】

15.チューリッヒ保険 【676.7% 2016年(単体)】

16.三井住友海上火災保険 【657.9% 2016年(単体)】




支払余力とはソルベンシーマージン比率とも言われています。
ソルベンシーマージン比率は、保険業界では広く知られている 保険会社の財務健全性を示す指標です。
簡単に言うと「通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる支払余力をどれだけ有しているか」を判断するための行政監督上の指標のひとつです。
例えば大災害や株の大暴落などといった通常の予測を超えて発生するリスクに対応できるだけの余裕、つまり「支払余力」があるかどうかを判断するための指標です。
ソルベンシーマージン比率は、数字が大きいほど支払余力も大きいと判断されます。

この数字だけ見ると大手が上位を占めていません。理由は色々とありますが大手は支払余力に関して弱いようです。
それでも、気にするレベルではありません。(行政監督上は、200%を下回ると監督当局によって、早期に経営の健全性の回復を図るための措置がとられます。)




■まとめ

今回参照したデータはそれぞれ、
売上高 2016年度(2017年3月期)
営業利益 2016年度(2017年3月期)
支払余力 2016年度(2017年3月期)
となります。
数字に限らずですが、保険会社各社によってさまざまの特色があります。
業界の人間もこれらの事をすべて把握している人は少ないと思います。
日々精進していきたいものです。





渡部