錦保険スタッフブログ

主に保険のポイント、お役立ち情報等を発信しています。尚、ブログは初心者の模様(笑)

【火災保険】台風の損害で保険は対象なのか?【自動車保険】

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こんにちは。

先日は、台風5号がきましたね。
どうやら史上3位の記録的長寿の台風だったようです。

7月21日午前9時に南鳥島の近くで発生した台風5号「ノルー」は、日本の南を迷走して奄美地方を通過。その後和歌山県北部に上陸して、富山湾(日本海)へ。そして9日午前3時に山形県沖の日本海温帯低気圧に変わりました。
発生からの台風としての存在期間「寿命」は18日18時間におよびました。これまで統計がある1951(昭和26)年以降で台風の総数は1700あまりですが、その中での3番目は記録的な「長寿台風」ということになります。

引用台風5号 記録的長寿 史上3位に(日直予報士) - 日本気象協会 tenki.jp

台風による損害で頭に浮かぶのは火災保険で対象かという事ですが、大きく分けて、風災、水災、の2つになります。
また、自動車の損害を心配される方も多いようです。

この辺りについて書いていきたいと思います。





■風災とは

風災とは、具体的に

強風での損害
竜巻による損害
台風、暴風雨による損害
突風、疾風による損害

これらの強風が直接建物を破損させる場合は、もちろんですが、強風で物が飛ばされて、建物にあたり、その為に屋根、防水シートが破れ雨漏りになった場合も補償の範囲です。(原因が風の為)


契約内容によって、保険金の支払いも20万円以上でないと支払われない等の条件が付く可能性があります。
被害金額分、持てる商品もありますが、その分、保険料が割高になるのが一般的でしょう。




■水災とは

水災とは、自然災害による水の被害です。
台風や暴風雨による洪水、高潮、土砂崩れなどで建物や家財に一定以上の損害があったときに支払われる補償になります。
給排水設備からの水漏れ事故とは違いますので間違わないようにしてください。

水災の支払い条件として

床上浸水は対象(床下浸水は対象外)。ただし条件あり。
条件:床上浸水、もしくは地盤から45センチ以上の浸水。

支払金額
(1)損害が保険価格の15%未満の浸水は、保険金5%(100万上限)
(2)損害が保険価格の15%から30%の損害は保険価格10%(200万上限)
(3)損害が保険価格の30%以上の損害は保険金の70%か損害額の70%、
どちらか低い方が上限

こういった、支払い条件がつく可能性があります。
「水災」補償の保険金の支払われ方は、他の補償と異なっている点に注意が必要です。

こちらも最近では実損払いの商品も多くなってきましたが、その分保険料は割高になります。

また、火災保険において、水災の補償の部分は高い部分ですので、水災補償をなくす保険料が安くなるのも事実です。




■台風の被害で自動車保険は適用か?

洪水によるお車の損害は、「一般型」「エコノミー型」どちらのタイプの車両保険でも補償されます。
車の被害の場合は車両保険の補償になりますので注意してください。
補償されるかどうかは保険会社のとって異なると思いますので契約時に確認してみてください。




■まとめ

保険という考えができたのはかなり昔のお話です。

その頃の考え方では、支払不可能な状況を回避するために、低額な予算で保険をかけておく事に意義がある為、免責金額を設けることで保険会社の保険金支払額が減り、結果的に顧客が支払う保険料を安くしようとしたと思われます。

最近の保険では確かに免責ゼロもよく見かけますが、その分保険料は割高になっています。
意外とその割り増し分を考えると免責をつけたままのほうがいい場合もあります。

個々によって考え方は違いますので、契約の際はよく相談して加入してください。




渡部